まことに勝手ながら、友人Bの話シリーズは中学校でいったん切ろうと思います。といっても、中学校編自体がまだかなり書くことはありますが。ということで
Bにとって中学時代、特に1,2年の時期はその後のBの人生を大きく左右することになる。中学1年でBは大きく変化する。今までは、スポーツが得意な少年達の仲間に無理に入ろうとしていたが、一転Bは「変わり者」路線へと大転換する。Bの中学校は不良生徒が多く、いじめられる危険性の高い学校であった。中にはその中学校を避けて他の中学校に行く生徒もいたくらいである。
いじめられない方法は二つあった。一つはどこかの集団に属して、自己の存在を消すことであった。もう一つは、変わり者となり、人間関係を一切断ち切ることであった。もちろんBは意識的に後者を選んだわけではないが、中学校入学当初、いじめられやすかったBは、無意識のうちに生き残る方法をとったのであろう。
Bはいつも奇妙な姿勢や歩き方をした。また、奇声をあげたりもした。周りの生徒からは、変わり者として面白がられた。だが、もちろん友達になろうと近づいてくるものなどいなかった。
また、Bは徐々に部活を休み、ゲームセンターに行くようになった。ゲームセンターに行くことはBの中学校では禁止されていたが、他の中学校とはくらべものにならないくらい多くの生徒がゲームセンターに通っていた。ゲームが好きな自堕落な生徒と、不良生徒が多かった。だが、不思議とゲームセンターではどんな生徒もお互い同じように接していた。Bもその中の1人であった。ちなみにBがゲームセンターへ行くようになったのは、一緒に部活に入ったゲームが好きな少年の影響であった。
3 件のコメント:
色恋話も期待しています。
高校生編で出ると思います。まあ、喪の話なので期待しないでください。
はじめまして、小川三四郎と言います♪
いつもブログ楽しく読んじゃってます★マジで!
奇行の具体的な内容を知りたいんだぴょん
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